サッシ・野縁(天井を張る為の下地材)が組み終わったら建具枠・窓枠を設置して壁・天井の下地材(石膏ボード・合板)の施工を行います。
石膏ボード(プラスターボード)は防音性・防火性が高く、施工がしやすく、コストが安いため、壁や天井の下地材としてよく利用されます。しかしネジやクギ等での固定をするための強度はありません。
下地の位置が予め決まっている場合は、石膏ボードの裏に下地材を仕込みますが、のちのち変更がありそうな場合や工事段階で使用や位置などが決まっていない場合は合板張りとすることで壁の仕上がり後に収納棚等がつけられるようにします。
合板はクギやネジを固定する強度がありますが、石膏ボードに比べ燃えやすく、施工に手間がかかり、コストも上がるため使い分けて使用します。
WIC(ウォークインクローゼット)は棚やハンガーパイプを設置するので合板張りとしています。
石膏ボードは天井高に合わせたサイズのものを張ることで極力ジョイント(つなぎ目)がなくなるように施工します。そうすることでクロスや左官、塗装などの仕上げ材にクラックが入ることを防ぐことができます。