本日から基礎工事(遣り方・根伐り)が始まりました。
「遣り方」とは・・・建物の基礎やGL(地面の高さ)の正確な位置と高さを示す為の糸を張るための仮設の囲いです。木の杭を地面に打ち込み、貫き板を固定して作ります。
「根伐り」とは・・・基礎は耐久性等を確保する為、所定の深さまで地面の中に埋めなければならないのですが、その深さまで土を掘り下げる作業のことを言います。
基礎の仕様によって掘り下げる深さは違いますが、大体20立米~30立米程の残土が出ます。残土は処理場に持ち込み処分するので残土処分にも費用が掛かります。
GL設定は一階床の高さや地域の状況(雨水の排水能力が低く水が貯まりやすい地域等)等を考慮して設定します。GL設定を高くすると、敷地から玄関までの高さが高くなってしまう為諸々の条件を考慮した上でなるべく残土が少なくて済むように設定する事で費用を抑える事が出来ます。
基礎工事の段階で配置確認や高さ設定が決まるので、その後の工事に影響を及ぼすとても大事な工程になります。