1階LDKの建具は、天井や壁の色味と合わせることで建具の存在感を消し、空間を広く感じられるように計画しました。
幾つかの選択肢がありましたが、施工性やコスト、デザインのバランスを考え塗装の出来る既製品の建具を採用。
今回採用した建具は Panasonic「ベリティスクラフトレーベル」になります。この商品の特徴は「市販の塗料で好きな色に塗装できる」というところ(ワイルドオーク柄のみ)。
トラディショナルなデザインがベースとなっていますが、ドアデザインやハンドルの種類が豊富なので自分の好みにカスタムすることでデザインの幅が広がります。
こちらも壁同様、DIYで塗装を行います。
このワイルドオーク柄の建具に壁と同じ塗料で塗装していきます。天井や壁同様、2度塗り重ねることで仕上がりました。
今後色を変えたくなったり、メンテナンスをする際にもこの上から塗り重ねる事ができます。
既製品を使うメリットは
- 納期が安定しているので工期短縮に繋がる
- 材質・寸法が安定している
- 同仕様・同機能の物を造作する場合と比較して安価にできる
等が挙げられます。
建具を造作する場合は自由度が高くデザイン性の高いものができますが、その分費用も高くなってしまいます。既製品は流通も多く、各メーカーとも似通ったデザインが多いので差別化は難しいですが、素材感が無くシンプルなデザインのものを使用する事で、デザイン性の高い空間を造る事ができます。